登山におすすめの膝サポーターを探しているあなたへ。
そんな悩みを抱えていませんか?
登山では想像以上に膝への負担が大きく、特に下山時には体重の何倍もの負荷が膝関節にかかってしまいます。膝の痛みや不安があると、せっかくの美しい景色や達成感も半減してしまいますよね。
そんな時に頼りになるのが膝サポーターです。適切な膝サポーターを使用することで、膝関節を安定させ、痛みを軽減し、ケガのリスクを大幅に減らすことができるからです。
この記事では、登山愛好家におすすめの膝サポーターを10個厳選してご紹介するとともに、失敗しない選び方や正しい使用方法まで詳しく解説していきます。
膝の不安を解消することができれば、膝を押さえながら下山する登山から、景色を楽しみながら快適に下山する登山に変わりますよ。
登山愛好家におすすめの膝サポーター10選
ここからは登山愛好家におすすめの膝サポーターを、タイプ別に分けてベルト型を6つ、筒型を4つ厳選して紹介します。
個人的には、靴を脱がずに着けたり外したりできるベルト型の方が使いやすいと感じています。
それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。
【ベルト型】ザムストEK-3(ヒザ用サポーター 左右兼用)
商品名 | ザムストEK-3(ヒザ用サポーター 左右兼用) |
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販売会社 | 日本シグマックス株式会社 |
タイプ | ベルト型 |
サポート力 | 中 |
サイズ |
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販売価格 | 4,290円 |
ザムストEK-3は、サポート力と動きやすさのバランスが絶妙なベルト型膝サポーターです。
価格が4,290円と他製品より高めという点はありますが、その分、優れた機能性と快適性を実現しているのです。独自のアクティブ樹脂ステーと膝蓋骨周辺のパッドにより、膝をしっかりと安定させながらも自然な動きを妨げません。
- フルオープンタイプで靴を履いたまま簡単に着脱でき、登山途中での調整も楽々
- 膝裏部分はわずか0.6mmの薄さで通気性抜群、長時間使用でも蒸れにくい
- アジャスタブル面ファスナーで圧迫力を自在に調整でき、個人の体型にぴったりフィット
軽量で薄手でありながら必要十分なサポート力を発揮し、装着していることを忘れるほどの快適さが魅力です。ザムストEK-3は、登山初心者から経験者まで幅広く愛用されている信頼性の高い膝サポーターです。
関連記事:ザムストEK-3の口コミ・評判|膝サポーターの購入者レビューを調査!
【ベルト型】マクダビッド M4192 ダブルニーラップ
商品名 | マクダビッド M4192 ダブルニーラップ |
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販売会社 | ユナイテッドスポーツブランズジャパン株式会社 |
タイプ | ベルト型 |
サポート力 | 中 |
サイズ |
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販売価格 | 3,190円 |
マクダビッドのM4192は、ダブルラップ構造によって膝全体をしっかりとサポートするベルト型サポーターです。
装着時に若干の厚みが出てズボンがきつく感じる点はありますが、その分、メインラップとサイドラップによる2重のサポート効果で優れた安定性を実現しているのです。1.5mm厚の薄型通気性素材を使用し、しっかりとしたサポート力と快適な装着感を両立しています。
- ダブルサポート構造により膝蓋骨周辺を包み込むように固定し、安定感が抜群
- 服の上からでも簡単に装着でき、登山途中での急な膝の不調にも対応可能
- マイクロエアホール配置で優れた通気性を実現し、汗による蒸れを効果的に抑制
3,190円という手頃な価格でありながら、本格的なサポート機能を備えており、コストパフォーマンスに優れています。マクダビッドのM4192は、膝の不安感をしっかりと軽減したい登山者にとって、頼りになる膝サポーターです。
関連記事:マクダビッドM4192ダブルニーラップの口コミ・評判|膝サポーターの購入者レビューを調査!
【ベルト型】ミズノ 登山用膝サポーター
商品名 | ミズノ 登山用膝サポーター |
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販売会社 | ミズノ株式会社 |
タイプ | ベルト型 |
サポート力 | 中 |
サイズ |
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販売価格 | 7,260円 |
ミズノ登山用膝サポーターは、理学療法の観点を取り入れた本格的な登山専用サポーターです。
登りと下りで装着方法を変える必要があり多少手間がかかる点はありますが、その分、登山特有の動きに特化した最適なサポートを受けることができるのです。従来の固定型サポーターとは異なり、関節や筋肉の自然な動きをサポートしながら膝を保護します。
- V字型伸縮ベルトの位置を変えることで登りと下りそれぞれの動きを最適にサポート
- 立体的なパターン設計により膝周りに自然に馴染み、快適な装着感を実現
- 通気性の良いクロロプレンラバー素材で長時間の登山でも蒸れにくい
スムーズな足運びを重視した設計により、登山での身体機能を効果的にサポートしてくれます。現在は「登山用ひざサポーター」が生産終了になっており、2025年現在では在庫限りの販売になっていますが、登山専用として開発された本格仕様の膝サポーターです。
【ベルト型】モンベル サポーテックニーサポーター クイックフィット
商品名 | モンベル サポーテックニーサポーター クイックフィット |
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販売会社 | 株式会社モンベル |
タイプ | ベルト型 |
サポート力 | 中 |
サイズ(ヒザ周り) |
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販売価格 | 2,860円 |
モンベルの「サポーテックニーサポーター クイックフィット」は、テーピング理論に基づいて開発された軽量なベルト型サポーターです。
他製品と比べて伸縮性が少なく膝を深く曲げた際に隙間ができやすい点はありますが、その分、薄手で携行性に優れ、いざという時の備えとして最適なのです。平均重量わずか39gと超軽量で、シームレス設計により長時間の着用でも快適性を保ちます。
- 薄手のメッシュ素材で優れた通気性を実現し、汗による蒸れを効果的に防止
- 靴を履いたまま素早く装着できる面ファスナー式で、登山途中での着脱が簡単
- 2,860円という手頃な価格で39gの超軽量設計、コンパクトに携行可能
アウトドア専門ブランドならではの登山での使い勝手を重視した設計が魅力です。モンベルの「サポーテックニーサポーター クイックフィット」は、ソフトなサポート力で膝を適度にホールドし、特に下山時の疲労軽減に効果を発揮してくれる実用的なサポーターです。
【ベルト型】バンテリンコーワ加圧サポーターひざ専用固定タイプ
商品名 | バンテリンコーワ加圧サポーターひざ専用固定タイプ |
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販売会社 | 興和株式会社 |
タイプ | ベルト型 |
サポート力 | 中 |
サイズ |
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販売価格 | 3,062円 |
バンテリンコーワ加圧サポーターは、特殊ボーンとテーピング構造による強力なサポート力が特徴のベルト型サポーターです。
長時間の装着で位置がずれやすく、きつく締めると痛みを感じる点はありますが、その分、3本の特殊ボーンが膝の曲げ伸ばしに追随しながら左右のぐらつきを効果的に抑制してくれるのです。パワーテーピングベルトにより使用シーンに合わせた固定力の調節もできます。
- 3本の特殊ボーンが膝の屈伸動作に合わせて連動し、自然なサポート力を実感
- 約0.5cmの薄型設計で服の下に装着しても目立たず、日常使いにも適している
- 膝裏に吸水性の良い生地を採用し、蒸れにくく快適な装着感を維持
医療品メーカーの技術力を活かした本格的な構造により、膝の皿周辺をしっかりと固定できます。バンテリンコーワ加圧サポーターは、約3,000円という手頃な価格で高いサポート効果が得られる、コストパフォーマンスに優れたサポーターです。
【ベルト型】RELAXEE 膝サポーター
RELAXEEの膝サポーターは、人間工学に基づいた設計で膝周りを安定させるベルト型サポーターです。
やや厚みがありパンツスタイルに響きやすく、新品時には素材が硬く感じる点はありますが、その分、両側に計4本の特殊スプリングとEVAパッドを内蔵した本格的なサポート機能を実現しているのです。V字ベルトによる交差固定により、膝関節をしっかりと安定させます。
- 両側に2本ずつ計4本の特殊スプリングが膝の曲げ伸ばしに自然にフィット
- 膝蓋骨周辺のEVAパッドがクッション性を提供し、膝への衝撃を効果的に軽減
- メッシュ生地による優れた通気性で汗をかいてもサラッと快適な装着感
ISO9001・ISO13485認証取得工場での製造により、品質管理も徹底されています。RELAXEEの膝サポーターは、2,380円という手頃な価格でありながら、本格的なサポート機能を備えており、コストパフォーマンスに優れている膝サポーターです。
【筒型】バンテリンコーワサポーターひざ専用
商品名 | バンテリンコーワサポーターひざ専用 |
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販売会社 | 興和株式会社 |
タイプ | 筒型 |
サポート力 | 弱 |
サイズ |
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販売価格 | 1,080円 |
バンテリンコーワサポーターひざ専用は、生活テーピング理論に基づいた筒型の軽量サポーターです。
着用時に上部が丸まりやすく、サポート力は控えめで物足りなく感じる点はあります。ですが、Amazonでは、1,080円という手頃な価格で販売されており、誰でも手軽にテーピング効果を体感できるのです。特許技術のU字型テーピング構造により、膝蓋骨を下から持ち上げるようにサポートし、日常的な膝の負担を軽減します。
- U字型テーピング編みが膝蓋骨を持ち上げるようにサポートし、左右のブレを効果的に抑制
- 膝裏部分はスリットニット構造で蒸れや屈伸時の食い込みを防ぎ、快適な装着感を実現
- ドラッグストアで手軽に購入でき、日本製の品質で安心して使用可能
専門的なサポーターと比べると軽度なサポート力ですが、登山初心者や膝の予防的なケアを考えている場合なら、その効果を実感できるはずです。バンテリンコーワサポーターひざ専用は、コストパフォーマンスに優れており、手軽に始められる膝サポーターとして人気があります。
【筒型】モンベル サポーテックニーサポーター
商品名 | モンベル サポーテックニーサポーター |
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販売会社 | 株式会社モンベル |
タイプ | 筒型 |
サポート力 | 弱 |
サイズ |
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販売価格 | 2,750円 |
モンベル サポーテックニーサポーターは、テーピング理論に基づいて開発された軽量な筒型サポーターです。
サポート力は控えめで歩行中にズレやすく、すでに膝が痛い方には物足りなく感じる点はありますが、その分、平均重量33gという超軽量設計とシームレス構造により、長時間の装着でも違和感のない自然な装着感を実現しているのです。アウトドア専門メーカーならではの機能性を重視した設計が特徴となっています。
- 縫い目のないシームレス設計で長時間の登山でも不快感を感じずに着用可能
- 優れた吸水拡散性と抗菌防臭加工により、汗をかいても快適性を維持
- 軽量でコンパクトなため、お守り代わりにザックに携行しやすい
登山での使い勝手を重視したアウトドアブランドらしい仕上がりで、膝の予防的なケアや軽い違和感の軽減に適しています。2,750円という価格で高い携行性と快適性を両立した、登山初心者にもおすすめできる膝サポーターです。
【筒型】NEENCA 膝サポーター AC-51
商品名 | NEENCA 膝サポーター AC-51 |
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販売会社 | 不明 |
タイプ | 筒型 |
サポート力 | 弱 |
サイズ |
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販売価格 | 3,099円 |
NEENCAの膝サポーター「AC-51」は、膝蓋骨ゲルパッドとサイドバネを特許技術で組み合わせた筒型サポーターです。
生地が厚手でパンツの下では違和感があり、ズレると滑り止めが食い込んで痛みを感じる点はあります。ですが、解剖学に基づいた構造により膝蓋骨をしっかりと固定し、優れた安定感を提供してくれるのです。左右のスタビライザーが膝の圧力を効果的に分散し、関節の安定性を長時間維持します。
- 膝蓋骨専用ゲルパッドが膝の皿をしっかりとホールドし、動きすぎを効果的に抑制
- 左右の樹脂製スプリングが膝の負担を分散し、歩行や運動時の安定性を向上
- 内側の滑り止めシリコンストリップにより、長時間使用してもずれ落ちにくい
アメリカのサポーターブランドとして、ISO13485基準に準拠した品質管理も魅力です。NEENCAの膝サポーター「AC-51」は、約3,000円という価格で特許技術による本格的なサポート機能を体験できる、コストパフォーマンスに優れた膝サポーターです。
【筒型】ワコール ひざサポーター CW-X
商品名 | ワコール ひざサポーター CW-X |
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販売会社 | 株式会社ワコールホールディングス |
タイプ | 筒型 |
サポート力 | 弱 |
サイズ |
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販売価格 | 3,850円 |
ワコールのひざサポーターCW-Xは、独自のテーピング原理を応用した人間科学研究に基づく筒型サポーターです。
長時間使用するとズレやすく、しわになった部分が皮膚を押して痛みを感じる点はありますが、着地時の衝撃を効果的に緩和し、膝周りの筋肉の無駄な動きを抑制してくれるのです。肌側にパワーネットを配置することで、薄手でありながらしっかりとしたサポート感を実現しています。
- CW-X独自のテーピング原理により着地の衝撃から膝を保護し、負担を軽減してくれる
- 吸汗速乾機能とUVカット率90%以上で、アウトドア活動に最適な機能性
- 薄手でかさばらない設計により、長時間登山でも快適に使用できる
ワコール人間科学研究開発センターの技術力を活かした本格的な設計により、運動時のパフォーマンス向上に貢献してくれます。ワコールのひざサポーターCW-Xは、3,850円という価格で科学的根拠に基づいたサポート機能を体験できる、信頼性の高い膝サポーターです。
膝サポーターの効果とは?分かりやすく説明
膝サポーターは、登山を快適に楽しむための心強いサポートアイテムです。その理由は、膝サポーターが以下のような効果を持っているからです。
- 膝関節を適度に固定して、関節の過度な動きを抑制する効果
- 膝周辺の筋肉をサポートし、筋肉の疲労軽減に役立つ効果
- 膝を温めることで血行を促進し、関節の動きをスムーズにする保温効果
- 膝のぐらつきを安定させ、不安定な関節をしっかりと支える効果
- 膝への負担を分散させ、痛みや違和感を軽減する効果
膝サポーターにはこのような効果があるため、登山中の膝トラブルを予防できるだけでなく、すでに膝に不安を抱えている方の登山もサポートしてくれるのです。特に下山時の膝への負担軽減効果は絶大で、多くの登山者が実感されています。
登山愛好家に膝サポーターがおすすめな理由
登山において膝サポーターが重要なアイテムとされる理由は、膝への負担が想像以上に大きいことにあります。特に下山時には体重の何倍もの負荷がかかり、膝関節にとって過酷な状況となってしまうのです。そんな時に膝サポーターがあると、膝の保護と負担軽減に大きな効果を発揮してくれます。
ここでは以下の内容について説明していきます。
それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。
理由1:膝関節の安定性を高めて負担を軽減してくれる
膝サポーターは膝関節周辺を適度に圧迫することで、関節の安定性を格段に向上させてくれます。登山中の膝への過度な負担を軽減し、疲労の蓄積を防ぐ効果があるからです。人間の膝関節は構造上不安定で、体重を支えながら複雑な動きをするため、常に負担がかかっています。
膝サポーターを使うことで期待できる効果には次のようなものがあります。
- 膝周辺の筋肉の振動を抑制し、筋疲労を軽減する効果
- 関節の微細な動きをコントロールし、余計な負担を防ぐ効果
- 血流を促進することで、酸素や栄養の供給を高める効果
長時間の登山では筋肉が疲労し、膝の安定性が低下してしまいます。膝サポーターを着用することで、膝の負担を効果的に軽減し、より安全で快適な登山を楽しむことができるようになります。
理由2:下山時の膝の痛みを軽減してくれる
下山時は登山で最も膝に負担がかかるタイミングであり、膝サポーターの効果を実感しやすい場面でもあります。下り坂では一歩踏み出すごとに、体重に加えて荷物の重さと勾配による負荷が膝に集中してしまうのです。この時に膝サポーターが関節を固定することで、痛みの発生を効果的に抑制できます。
下山時に膝サポーターが果たす主な役割は以下の点です。
- 膝関節の過度な可動域を制限し、関節への衝撃を和らげる効果
- 疲労により不安定になった膝をしっかりとサポートする効果
- 膝のぐらつきを防ぎ、正しい歩行パターンを維持する効果
登りでは問題なく歩けた膝が、下山時になると痛みを感じるというケースは珍しくありません。膝サポーターを活用することで、こうした下山時特有の膝の痛みを大幅に軽減し、最後まで快適な登山を続けることができます。
理由3:膝の動きを安定させてケガのリスクを減らしてくれる
登山中の転倒や膝をついてしまう場面では、膝サポーターがケガの予防に重要な役割を果たしてくれます。山道は足場が不安定で、疲労が蓄積するとバランスを崩しやすくなるため、膝を保護する装備は欠かせません。膝サポーターは関節の動きを安定させることで、予期しない動きによるケガのリスクを大幅に軽減してくれるのです。
膝サポーターによるケガ予防効果には以下のようなものがあります。
- 転倒時に膝の皿部分をクッション効果で保護する機能
- 関節の動きを補助し、無理な姿勢による負傷を防ぐ機能
- 険しい山道で膝をついた際の外傷を軽減する機能
特に岩場や急斜面の多いルートでは、膝サポーターの保護効果が安心感につながります。ケガをしてしまってから後悔するよりも、事前に予防策を講じることで、安全で楽しい登山を心がけていきましょう。
登山に使える膝サポーターの種類と特徴
登山用の膝サポーターは、主に形状によって大きく2つのタイプ(筒型とベルト型)に分けることができます。それぞれ異なる特徴と効果を持っているため、あなたの膝の状態や登山スタイルに合わせて選ぶことが大切です。
どちらのタイプにもメリットとデメリットがあるので、特徴をしっかりと理解してから選ぶことをおすすめします。ここでは以下の内容について説明していきます。
それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。
種類1:筒型の膝サポーターの特徴
筒型の膝サポーターは、靴下のように足を通して膝に装着するタイプで、軽量性と着用感の良さが最大の魅力です。伸縮性に優れた素材で作られているため、膝の動きを妨げることなく自然なサポートをしてくれるのです。特に保温効果と軽い圧迫による血行促進効果に優れており、長時間の登山でも快適に使用できます。
筒型膝サポーターの主な特徴は以下の通りです。
- 薄手の素材で作られているため、着用時の違和感が少ない
- 伸縮性が高く、膝の曲げ伸ばしがスムーズに行える
- 保温効果により血行を促進し、関節の動きをサポートする
- 軽量でコンパクトなため、持ち運びに便利
筒型は膝全体を優しく包み込むような装着感で、膝に不安がある方の予防的な使い方にもおすすめです。ただし、固定力は控えめなため、強いサポートが必要な場合には物足りなく感じる場合もあります。
種類2:ベルト型の膝サポーターの特徴
ベルト型の膝サポーターは、マジックテープなどで巻き付けて装着するタイプで、高い固定力と調整のしやすさが特徴です。膝蓋骨(膝の皿)をしっかりと安定させることができるため、膝のぐらつきが気になる方や痛みがある方におすすめです。締め付け具合を自由に調整できるため、その日の膝の状態に合わせて最適なサポート力を得ることができます。
ベルト型膝サポーターの主な特徴は以下の通りです。
- 強力な固定力により、膝関節をしっかりとサポートする
- 締め付け具合を自由に調整でき、個人の好みに合わせられる
- 靴を履いたまま装着できるため、登山途中での着脱が可能
- 膝蓋骨周辺の安定性を高め、横ブレを効果的に防ぐ
ベルト型は特に下山時の膝痛対策として効果的で、疲労により不安定になった膝をしっかりと支えてくれます。ただし、筒型と比べると厚みがあるため、長時間の使用では蒸れやすいという点に注意が必要です。
【登山愛好家向け】膝サポーターの選び方
膝サポーターを選ぶ際には、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。登山は長時間にわたって膝に負担をかける活動のため、適切でない膝サポーターを選んでしまうと、かえって膝に負担をかけてしまう可能性もあるのです。
あなたの膝の状態や登山スタイルに合った最適な膝サポーターを選ぶことで、より安全で快適な登山を楽しめるようになりますよ。ここでは以下の内容について説明していきます。
それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。
選び方1:膝の固定力(圧迫力)が適切なタイプを選ぶ
膝サポーターの効果を最大限に発揮させるためには、適切な固定力と圧迫力を持つタイプを選ぶことが重要です。強すぎても弱すぎても十分な効果が得られず、場合によっては膝に悪影響を与えてしまう可能性があるためです。
固定力は膝の状態や必要なサポートレベルによって選択する必要があります。適切な固定力を判断するための具体的なポイントは以下の通りです。
- 血行を妨げない程度の圧迫感で、しびれや冷たさを感じない
- 膝の動きを過度に制限せず、自然な歩行ができる
- 長時間装着しても苦痛や不快感を感じない
- 膝のぐらつきを抑えつつ、必要な可動域は確保されている
理想的な膝サポーターは、膝をしっかりと支えながらも動きやすさを保てるバランスの取れたものです。購入前に試着ができる場合は、実際の装着感を確認することをおすすめします。
選び方2:自分の膝の状態に合わせて選ぶ
膝サポーターの選択において最も重要なのは、ご自身の膝の状態に合ったタイプを選ぶことです。膝の痛みの部位や原因、関節の柔軟性によって必要なサポートが大きく異なるためです。適切でない膝サポーターを選んでしまうと、症状の改善どころか悪化させてしまう恐れもあります。
膝の状態に応じた選び方の具体例をご紹介します。
- 膝蓋骨(膝の皿)周辺の痛みがある場合は、膝蓋骨をサポートするタイプが効果的
- 関節全体の痛みには、膝全体を包み込むタイプが適している
- 膝のぐらつきが気になる場合は、側方安定性の高いタイプを選ぶ
- 軽い違和感程度なら、保温と軽い圧迫効果のあるタイプで十分
痛みが強い場合や症状が続く場合は、医療機関を受診して適切な診断を受けることも大切です。その上で、医師の指導のもとで膝サポーターを選択することをおすすめします。
選び方3:動きやすいタイプを選ぶ
登山では膝の曲げ伸ばしを頻繁に行うため、動きやすさを重視した膝サポーター選びが欠かせません。固定力が強すぎて動きを制限してしまう膝サポーターでは、かえって歩行に支障をきたし、他の部位に負担をかけてしまう可能性があるのです。
自然な膝の動きを妨げない設計の膝サポーターを選ぶことが重要になります。動きやすい膝サポーターの特徴には以下のようなものがあります。
- 伸縮性に優れた素材を使用し、膝の曲げ伸ばしがスムーズ
- 膝裏部分が薄く設計され、深く膝を曲げても違和感がない
- 軽量で薄手の素材により、装着していることを忘れるような快適さ
- 関節の自然な動きに合わせて設計された立体的な形状
登山中は長時間にわたって膝を動かし続けるため、少しの違和感でも大きなストレスになります。動きやすさと必要なサポート力のバランスが取れた膝サポーターを選ぶことをおすすめします。
選び方4:通気性が良く蒸れにくいタイプを選ぶ
登山中は大量の汗をかくため、通気性の良い膝サポーターを選ぶことが快適性の維持に重要です。通気性が悪い膝サポーターでは蒸れによる不快感が生じるだけでなく、皮膚トラブルの原因となる可能性もあるのです。特に膝裏は汗をかきやすく皮膚が敏感な部位のため、通気性への配慮は欠かせません。
通気性に優れた膝サポーターの特徴をご紹介します。
- メッシュ構造や通気孔が設けられ、空気の流れを促進する
- 吸汗速乾性のある素材で、汗を素早く外部に逃がす
- 抗菌防臭加工が施され、長時間の使用でも清潔に保てる
- 洗濯しやすい素材で、こまめなお手入れが可能
夏場の登山や発汗量の多い方は特に通気性を重視して選ぶことをおすすめします。快適な装着感を維持することで、集中して登山を楽しむことができるようになります。
選び方5:使いたいシーンに合わせて選ぶ
膝サポーターは使用するシーンによって最適なタイプが異なるため、登山スタイルに合わせた選び方が重要です。日帰り登山と泊まりがけの縦走登山では必要な機能が変わりますし、登山前から装着するか下山時のみ使用するかでも選ぶべきタイプが変わってくるのです。
登山時の使いたいシーンを明確にすることで、より効果的な膝サポーターを選ぶことができます。シーン別の膝サポーター選びのポイントをご紹介します。
- 登山前から装着して予防的に使用したい場合は、軽量で動きやすい筒型が適している
- 下山時の痛み対策として使いたい場合は、靴を履いたまま装着できるベルト型が便利
- 長時間の縦走登山では、耐久性と快適性を両立したタイプを選ぶ
- 急な痛みに備えたい場合は、コンパクトで携帯しやすいタイプがおすすめ
あなた自身の登山スタイルや膝の状態を考慮して、最も適したシーンで効果を発揮できる膝サポーターを選ぶことをおすすめします。
登山向け膝サポーターの正しい使い方(着け方)
膝サポーターの効果を最大限に発揮させるためには、正しい装着方法を身につけることが大切です。せっかく適切な膝サポーターを選んでも、装着方法が間違っていると期待する効果が得られないだけでなく、かえって膝に負担をかけてしまう可能性もあるのです。
膝サポーターの正しい使い方をマスターして、安全で快適な登山を楽しみましょう。ここでは以下の内容について説明していきます。
それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。
適切な位置に合わせて装着する
膝サポーターの効果を発揮させるためには、膝蓋骨(膝の皿)を基準とした適切な位置に装着することが最も重要です。位置がズレていると、サポート効果が半減してしまうだけでなく、歩行時の違和感や不快感の原因となってしまうのです。
適切な位置に合わせて装着することで、膝関節を効果的に保護し、安定性を高めることができます。適切な装着位置を確認するためのポイントをご紹介します。
- 膝蓋骨の中心が膝サポーターの中央部分に来るように調整する
- 上下のバランスを整え、膝関節全体が均等にサポートされるようにする
- 膝を軽く曲げた状態で位置を確認し、動いてもずれないかチェックする
- 左右の圧迫が均等になるよう、膝サポーターのねじれがないか確認する
装着後は数歩歩いてみて、違和感がないか確認することも大切です。適切な位置に装着された膝サポーターは、自然な膝の動きを妨げることなく、しっかりとしたサポート力を実感できます。
膝サポーターを締め付けすぎない
膝サポーターの装着において、適切な締め付け具合を保つことは安全性と効果の両面で重要です。締め付けすぎると血行不良を引き起こし、しびれや痛みの原因となってしまうのです。反対に緩すぎるとサポート効果が低下し、装着している意味がなくなってしまいます。
適度な圧迫感を保つことで、快適性とサポート効果を両立できます。適切な締め付け具合を判断するための目安をご紹介します。
- 指一本分程度の余裕があり、きつすぎず緩すぎない状態
- 膝を曲げ伸ばししても苦痛を感じない程度の圧迫感
- しびれや冷たさを感じず、正常な血行が保たれている状態
- 長時間装着しても不快感や痛みが生じない圧力
特にベルト型膝サポーターは調整ができるため、登山中の膝の状態変化に応じて適宜調整することが大切です。無理な締め付けは逆効果となるため、快適に感じる範囲での使用を心がけましょう。
休憩中にズレていないか確認する
登山中は膝を頻繁に動かすため、膝サポーターの位置がズレてしまうことがよくあります。位置がズレた状態で使用を続けると、十分なサポート効果が得られないだけでなく、局所的な圧迫による不快感や皮膚トラブルの原因となってしまうのです。
定期的にズレていないか確認することで、効果的に膝サポーターを使用することができます。休憩時に確認すべきポイントをご紹介します。
- 膝蓋骨が膝サポーターの中央に位置しているかチェックする
- 上下左右にずれていないか、全体的な位置を確認する
- 締め付け具合に変化がないか、圧迫感を再確認する
- 皮膚に赤みやかぶれなどの異常がないか観察する
もし膝サポーターの位置がズレていた場合は、速やかに正しい位置に調整し直すことが大切です。特に汗をかきやすい状況では、膝サポーターがズレやすくなるため、休憩ごとにチェックすることをおすすめします。
【Q&A】登山に使える膝サポーターについての疑問に回答
登山で初めて膝サポーターを使用する際には、いろんな疑問や不安が出てきますよね。実は、正しい知識を持たずに使用すると、期待する効果が得られなかったり、かえって膝に負担をかけてしまったりする可能性もあるのです。
ここでは以下の内容について説明していきます。
それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。
膝サポーターが逆効果と言われる理由は?
膝サポーターが逆効果と言われる理由は、使い方を間違えると膝周辺の筋力低下を招く可能性があるからです。膝サポーターに頼りすぎて長時間装着し続けると、膝周りの筋肉が使われなくなり、結果的に筋力が衰えてしまうのです。
また、サイズが合わない膝サポーターを使用すると、血流を妨げたり摩擦で肌を傷めたりすることもあります。適切な使用時間と正しいフィット感を守ることで、これらのリスクを避けることができます。
登山時の膝サポーターはズボンの上から付けても効果ある?
ズボンの上から膝サポーターを装着しても、膝の固定効果は期待できます。ただし、肌に直接着用する場合と比べてフィット感が劣り、ズレやすくなるのが欠点です。特に長時間の登山では、歩行によって膝サポーターの位置がズレてしまう可能性が高くなります。
下山時の急な膝痛対策として一時的に使用する場合には有効ですが、本来の効果を実感したい場合は、できるだけ肌に直接装着することをおすすめします。
登山で膝を痛めないためにはどうしたらいい?
登山で膝を痛めないためには、まず正しい歩き方を身につけることが最も重要です。下山時は歩幅を小さくし、つま先から優しく着地することで膝への衝撃を軽減できます。また、日頃から大腿四頭筋を鍛える筋力トレーニングを行い、膝を支える力を向上させることも効果的です。
トレッキングポールの使用により脚への負荷を分散させることも、膝痛予防に有効な手段となります。膝サポーターは予防策の一つとして活用し、総合的な膝のケアを心がけましょう。
膝サポーターはきつく締め付けた方がいい?
膝サポーターはきつすぎても緩すぎても良くありません。適度な圧迫感を保つことが重要で、快適に感じる程度の締め付けで十分な効果が得られます。きつすぎると血行不良や皮膚トラブルの原因となり、緩すぎるとサポート効果が薄れてしまうのです。
指一本分程度の余裕があり、膝の曲げ伸ばしが自由にできる程度の締め付けを目安にしましょう。しびれや冷たさを感じた場合は、すぐに締め付けを緩めることが大切です。
膝サポーターのつけっぱなしは筋肉落ちる?
膝サポーターをつけっぱなしにしていると、膝周りの筋肉を使う機会が減り、筋力が低下する可能性があります。膝サポーターが膝の動きを補助することで、本来筋肉が行うべき働きを代替してしまうためです。運動時や登山時のみの使用に留め、日常生活では外すことを心がけましょう。
また、就寝時は必ず外し、適度な休息を与えることも重要です。膝サポーターは補助的な役割として活用し、基本的な筋力維持には適度な運動を継続することが大切です。
【まとめ】登山中の負担を軽減するために膝サポーターがおすすめ
これまで下山時の膝の痛みに悩まされて、せっかくの美しい景色を楽しめなかった場合も、自分に合った膝サポーターを使用することで劇的に登山の快適さ変わります。
膝への不安が軽減されることで、より高い山への挑戦や長距離の縦走登山にも自信を持って臨めるようになるかもしれません。
膝サポーターは単なる保護具ではなく、あなたの登山ライフをより豊かにしてくれるおすすめのサポートアイテムです。自分に合った膝サポーターを選んで正しく使用することで、安全で快適な登山を長く続けることができるようになるはずです。
次の登山では、膝の心配をすることなく、思い切り山歩きを楽しんでくださいね。