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山岳世界にミレーの名を刻み続けたひとつの理由

MILLET/ミレー

【国】フランス
【創業年】1921年
【創設者】マーク・ミレー夫妻

 

ミレーのロゴには「MOUNTAIN BY EXPERIENCE」という言葉が添えられています。

これは「山を熟知した経験」と訳すことができます。

この言葉こそが、ミレーの存在を象徴しているのです。

90年もの間、山岳世界でミレーの名が知られ続けてきた理由の一つがここにあります。

 

ミレーの製品作りのスタンスは「TRUE PRODUCTS REAL PEOPLE」です。

このスタンスに基づき、ミレーは次のような取り組みを行っています。

  • 名高い登山家をアドバイザーとして迎える
  • アドバイザーの意見を元に製品を開発する
  • アルプスで繰り返し製品テストを行う

このようなプロセスを通じて、ミレーは今もなお製品づくりに邁進し続けているのです。

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アンナプルナを初登攀した時に背負われた「アンナプルナ50」

ミレーの歴史の中で特筆すべきは、1950年のアンナプルナ初登頂の際に使用されたバックパックです。

モーリス・エルゾーグとルイ・ラシュナルが背負っていたこのバックパックが、ミレーの名を世界に知らしめることになりました。

 

この出来事をきっかけに、ミレーはマウンテニアリングに適したバックパックの製造に本格的に取り組むようになったのです。

 

創業から100年が経った今、ミレーは登山用具の総合メーカーへと成長しています。

現在の製品ラインナップは次のとおりです。

  • アパレル
  • ブーツ
  • 各種ギア

 

エルゾーグとラシュナルがアンナプルナ初登攀

アンナプルナ(8,091m)は、人類が初めて登頂に成功した8,000m峰でした。

1950年6月3日、エルゾーグとラシュナルは想像を絶するほどの困難な下山を経て生還しました。

 

この歴史的な登頂の際に彼らが背負っていたのが「アンナプルナ50」というバックパックでした。

このバックパックこそが、ミレーの名を世界に知らしめる契機となったのです。

 

このように、ミレーは登山の歴史と共に歩み、常に登山家のニーズに応える製品を開発し続けてきました。

その姿勢は、現在も変わることなく受け継がれているのです。