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ローバーの歴史的登頂を支えた一足

LOWA/ローバー

【国】ドイツ
【創業年】1923年
【創設者】ローレンツ・ワグナー

 

LOWAという名前は、創業者ローレンツ・ワグナー(Lorenz Wagner)の名前に由来しています。

多くの有名ブランドと同じように、ローバーも自宅に隣接する小さな工房からその歴史をスタートさせました。

 

ローバーが本格的に注目を集めたのは、1957年のことでした。

オーストリアの登山家、ヘルマン・ブールがナンガパルパットの初登頂を成功させたのです。

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「最高の登山靴」と称賛されたローバー

ブールが履いていたのは、ローバーが作る二重靴「ホッホツーリスト」の同型モデルでした。

このモデルはその後、改良を重ね、次のような進化を遂げます。

  • 二重靴から三重靴へ
  • 新モデル「トリプレックス」の誕生

 

トリプレックスは、1961年に大きな功績を残します。

ドイツ人登山家のトニー・ヒベラーが、アイガー北壁の冬期初登頂を成功させたのです。

この偉業の際、ヒベラーの足元を支えたのがトリプレックスでした。

その性能の高さから、「最高の登山靴」と称賛されたのです。

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ローバーの登山靴が日本で人気の理由

ローバーの靴づくりの特徴は以下の通りです。

  • 長年にわたって培われた確かな技術
  • 近代の理論的な整形学の裏付け
  • 日本人向けに開発した独自の木型

 

特に日本での人気の秘密は、WXL木型と呼ばれる日本人向けの木型にあります。

  • ゆとりある甲の高さ
  • 理想的な足幅

この木型を使用して作られた現在のベストセラーが、「タホープロGTX」です。

優れたフィット感と軽やかな履き心地を実現しています。

 

ローバーを今日の発展へと導いた二代目社長ヨゼフ・レーダラーは、次のような言葉を残しています。

「市場での占有率を高めることが目的ではない。あくまでも品質である」

この言葉に表れているように、ローバーの頑固なまでの品質第一主義は、創業当時から今日まで変わることなく受け継がれています。

この姿勢こそが、ローバーの靴が世界中の登山家やアウトドア愛好家から支持され続けている理由なのです。

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ローバーの人気マウンテンギア

ローバーの人気マウンテンギアをピックアップして紹介。

 

ローバー トリプレックス

ローバーのトリプレックスは、

  • ウールのライナー
  • フェルトのインナー
  • 革のアウター

で構成される三重靴。

マッターホルン冬期北壁やドロミテの大チンネ冬期北壁等の初登頂でも使用された登山靴。

 

ローバー タホープロGTX WXL

バックパッキングシリーズの上位モデル。

縦走登山から残雪期の山まで対応しているベストセラー。